■本線(電鉄富山~宇奈月温泉)、
立山線(寺田~立山)、不二越・上滝線(稲荷町~岩峅寺)(営業キロ 93.2km)
1930年に前身である富山電気鉄道が創立。1943年に民鉄5社が合併し、現在の富山地方鉄道になりました。県東部を中心に鉄道を運営する民営鉄道会社で、路線は富山市街地から宇奈月温泉、黒部峡谷や立山アルペンルートなどの観光地を結ぶ鉄道線と、富山市の中心部を運行している軌道線があります。規模は鉄道線が93.2㎞、軌道線が7.6㎞と、総延長は100㎞を超えます。観光はもちろん、沿線に住む人々の通勤、通学手段としても活用されています。
始発の電鉄富山より舟橋村、上市町、滑川市、魚津市、黒部市を通り、黒部峡谷鉄道に接続する終点の宇奈月温泉駅までの区間です。途中の上市駅では平地では珍しいスイッチバックをします。
(写真はモハ10030形)
寺田より本線と分岐してアルペンルートの玄関口である、立山まで結んでいます。途中、千垣と有峰口の間には迫力満点の千垣鉄橋を通過します。
(写真はモハ14760形)
稲荷町より本線と分岐して岩峅寺まで運行しています。主に沿線の人々の通勤、通学手段として利用されています。終点の岩峅寺は、北陸最大の本殿を持つ雄山神社の最寄り駅です。
(写真はモハ17480形)